寿司×デザイン、自ら価値を発信するプロデューサーへ
京都調理師専門学校の寿司専攻では、デザインツール「Canva」を使って、将来の店舗運営や自己PRに役立つデザインスキルを学ぶ演習を行っています。調理師を「ただ料理を作る人」ではなく、「自ら価値をデザインし、発信するプロデューサー」として育成する実践的な授業です。
「Canvaで遊ぼう」というテーマで、まずはツールに慣れることからスタート。寿司職人という一見デザインとは無縁そうな分野でも、Canvaを使えば「意外と簡単に、必要なものが作れる」ことを理解します。
これまで使ったことがない学生がほとんどでしたが、豊富なテンプレートや画像を見て「自分らしさを出すのが楽しい」と可能性を感じます。名刺やレストランのコンセプトを考えるなど、具体的なアウトプットを通じてツールの使い方を覚えます。
将来お寿司屋さんを運営する上で、どのようなデザインが必要かを考えます。特に外国人客向けに、文字だけでなく画像を使ったメニューにすることで、注文しやすさや理解しやすさが格段に上がることを学びます。
テンプレートを活用して、自己紹介カードや名刺を簡単に作成する練習。フォント選びや文字の大きさ調整に苦戦しつつも、ポスター制作などの「選択肢」が増えたことを実感します。
学生は「将来は海外で、地域の食材を使ったオリジナル寿司を提供したい。自分の店を出す際、名刺や宣伝物をCanvaで自ら手軽に作れることは大きな強み」と語ります。
講師は「京都のように海外客が多い環境や、海外進出を考える際、言語を超えて伝わるデザインスキルは必須」と強調します。寿司の技術を突き詰めるのと同時に、デジタルスキルも少しずつ学ぶ。その「新しいことに取り組む力」を就職先でも活かしてほしい。
外部に頼まずとも、自分で高品質な宣伝物を作れるようになる。「寿司×デザイン」というスキルの掛け合わせで、国内外での競争力を高める。料理の腕を磨くだけでなく、それをどう見せ、どう伝えるかという「表現の道具」を手に入れるための実践的な第一歩です。
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