京都調理師専門学校でいま注目を集めているのが、「VR(仮想現実)」を使った最先端の調理師教育です。VRゴーグルを装着すると、まるで実際の厨房やレストランにいるかのような臨場感。360度の映像の中で、プロの動きや調理工程をリアルに体感することができます。
包丁の持ち方、火加減、盛り付けのタイミングなど、これまで「見て学ぶ」しかなかった技術を、VRでは“体験しながら学ぶ”ことが可能です。学生からは「一流シェフの手元を何度でも見返せる」「現場の緊張感が伝わる」と好評で、全国の専門学校でも先駆け的な取り組みとなっています。
さらに、VR演習はデジタルツールを活用した「調理師DX教育(デジタルトランスフォーメーション)」の一環でもあります。技術の習得だけでなく、デジタル時代に対応できる発想力や創造力を育てることが目的です。
料理の学び方が“体験型×デジタル”に変わる——。京都調理師専門学校では、未来の調理師に必要なスキルと感性を、VRという新しいステージで育てています。