ロボット活用でイタリアン

ロボットと共存する、これからの「おもてなし」

京都調理師専門学校のイタリアンレストラン実習では、配膳ロボットを導入した最先端の実践教育を行っています。将来の飲食業界を担う学生たちが、テクノロジーと向き合いながら「人にしかできないサービス」を学ぶ貴重な機会です。

実習前、学生たちは緊張していました。実際のお客様へ料理を出し、会話をする。ミスができないというプレッシャー。一方で、ロボットへの期待もありました。カトラリーを落とす心配がなく、一度に5人前もの重量物を運べる。西洋料理の大きな平らな皿も、ロボットの棚なら楽々です。

 

実習中、意外なメリットが見えてきました。ロボットが通ることで事前にお客様の注目が集まり、スタッフが料理説明に入りやすくなる。人手不足を補い、レストラン全体の効率も高まります。

 

しかし、限界もありました。一部のお客様を待たせてしまうトラブルもあり、運用面での改善が必要です。何より、アレルギー情報の確認や、お客様との対話によるニーズの把握は、人間にしかできません。ロボットは責任を取れない。最終的な責任は人間が持ち、ロボットは重いものを運ぶなどのサポート役に徹する。これが理想的な共存の形です。

 

トラブルもありましたが、実際にお客様の笑顔に触れることで、学生たちはサービス業の楽しさとやりがいを実感しました。ロボットで効率化を図りつつ、ロボットにはできない「おもてなし」を人がどう提供するか。次世代の料理人・サービスマンを育てる、実践的DX教育がここにあります。

 

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